GTDの勉強 1日目 〜収集ステップ〜

そもそもGTDをなんのためにやるのか?

GTDの基本的な考え方は、頭の中の「気になっていること」を追い出して、能力を知的で創造的な作業に専念させる、というものです。こう書くと仰々しいですが、ひらたく言うと、頭を使う必要のないことは全部GTDに預けてもっと大事なことに頭使おうよ、ってことだと思います。普段の生活でやることって色々ある思うんですが、頭で覚えておくって結構大変ですよね。洗剤買わなきゃ、とかはがき出さなきゃ、とか。朝は覚えてても、仕事して帰るときには忘れてるってこともよくあると思います。逆にこれらを覚えてようとすると、他のことが頭に入ってきません。今すぐやる必要のないことに意識を奪われて、今やるべきことがおろそかになるのはいただけない。ってことでGTDの考え方を利用してみようと思うようになったわけです。

GTDのワークフロー

  1. 収集(今回の内容)
  2. 処理
  3. 整理
  4. レビュー
  5. 実行

収集ステップ

頭の中にある気になっていることを全て1つのテーブルにまとめる。気になっていること=やらなければならないこと、やりたいこと、気をつけたいことなど。例えば、明日見積り作んなきゃとか、返事待ちの作業とか、これから開始されるミーティングとか、海外旅行に行きたいとか。必要なものは紙とペン(もちろんWebツールやアプリを使ってもよい。僕の場合、紙のメモ帳とかEvernoteとかiPhoneアプリのTodoが使えそう)。紙に気になっていることをズラズラ書き出す。こうすることで自分が考えていることを客観的に眺めることができる。この作業には段階があって、

第1段階:自力で思い出す

とりあえず自分の頭で考えて思い出せることをすべて書き出す。コツとしては、自分が作業している「場所」や関係する「人」などを思い浮かべればよい。

第2段階:アイテムから思い出す

第1段階で書き出す項目が出尽くしたら、今度は普段タスク管理、スケジュール管理などに使っているアイテム(手帳、Webツール、アプリなど)を見直しながら思い出して書き出す。

第3段階:トリガーリストから思い出す

第2段階でも出尽くしたら、今度はトリガーリストなるものを使って思い出す。トリガーリストはその名の通り、気になることを思い出すための引き金となる質問や言葉をリストにしたもの。参考URL参照。

第4段階:イメージからさらに思い出す

今までよりイメージする範囲を広げてみる。第1段階では場所や人をキーにして思い出してたが、今度は朝起きてから夜寝るまでの生活とか、作業するときの手順とかをイメージしながら考えてみる。

第5段階:もう思い出せない

この段階まで来たら収集ステップは終了。おつかれさまでした。


気をつけるべきなのが、収集ステップの段階ではカテゴリ分けを考えず、とにかく思い出したことを書き出すということ。カテゴリ分けは整理ステップで行う作業なので収集ステップではやらない。こうして頭の中をからっぽにしてやれば、とてもリラックスした状態を実感できるそうです。