金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

金持ち父さん 貧乏父さんに引き続き読みました。「金持ち父さん 貧乏父さん」では、主にお金持ちの人と中流以下の人のお金に対する考え方の違いについて書かれていました。この本ではもう少し踏み込んだ話が書かれてます。


  • キャッシュフロー・クワドラント
    • 円を4分割したもので、お金がどこから入ってくるかによって、どの領域に属するかが決まる
    • E(Employee):従業員
    • S(Self-employed):自営業者
    • B(Business-owner):ビジネスオーナー
    • I(Investor):投資家
  • 左側のクワドラント(E、S)では、自分が働かないとお金が入ってこない
  • 右側のクワドラント(B、I)では、自分が働かなくてもお金が入ってくる

そして、左側から右側に移りたいと思っている人に対して、そのためにどうすればいいかというアドバイスが書かれていました。

忙しくするなら、キャッシュフロー・クワドラントの右と左の両方で忙しくすることだ。
仕事が終わってから給料と余暇を使って何をするかが将来を決める。
EやSのクワドラントで仕事をする一方で、BやIのクワドラントについて学ぶことだ。
知識は力だ。力をつけた人はその力を発揮するチャンスを待っていればいい。
自分の仕事に自信を持つ+景気に関わらず投資で儲ける能力が自分にあると自信を持つ
「何をするか」よりも「どんな人間になるか」が大事
「お金がないから買えない」ではなく、「どうすれば買えるか」と考える

1個目の文章を読んで、これだ!と思いました(笑)Eとして仕事をしながら、BやIについても学んでいこうと。まあいろいろと気づきを与えてくれる言葉はあるんですが、要約すると「ファイナンシャル・インテリジェンス」と「エモーショナル・インテリジェンス」の2つが重要だよと。つまり「お金に関する知識」と「感情をコントロールできるかどうか」。前者は誰でも身につけようと思えば身につけられるが、問題は後者。「感情」をいかにコントロールするかがカギです。世の中誘惑だらけですからねー。友達からの遊び、飲みの誘い、美味しそうなお店など、目先の欲求を満たす誘惑がありふれてる。この誘惑に負けずに、まず自分の資産を築くことができれば、右側に移動するための第一歩を踏み出したといえるんじゃないでしょうか。ちなみに僕はまだ全然ダメですね(汗)

右側に属する人たちは、自分のビジネスや、投資している資産から入ってくるお金(キャッシュフロー)が収入源になります。基本的にこれらは自分が働かなくてもお金を生み出してくれます(損失を出す場合もありますが)。この資産を増やしていって、資産から生み出されるキャッシュフローが支出を超えると、晴れて経済的自由になったといえます。つまり、自分は働かなくても食っていける状態になると。すると時間的にも自由になるので、さらに自分の資産を増やすために時間を使っていける。このサイクルによって、お金持ちがさらにお金持ちになっていくという現象が起きるわけですな。

本書でも紹介されてますが、実際にこの流れを疑似体験できるゲームとして「キャッシュフロー・ゲーム」があります。

キャッシュフロー 101 (日本語版)

キャッシュフロー 101 (日本語版)

一回ゲームに参加する機会があったのですが、その感想はまた後ほど。